つれづれのはじめに

日記のほかにこのような雑記スペースを設けた理由でも書こうかと.

ここ数年で思うようになったことは, 複数の作業を平行してやっているとき, 締切りの設定された, 目前に明確なゴールのあるものを優先してしまうという こと. まぁ, ここらへんは個々人の性格その他に依るところは大きいとは思う けれど. 最初はABC分析が悪いのかと思ったんだけれど, 短期的な作業手順が 大幅に狂っているとは思えないし, すくなくとも短期な作業で大きな問題はな い1. 人間の思考って, 変化の大きな部分に意識が向くようにできているよ うな感じ. 視覚にしてもそうだし, 聴覚やら嗅覚やらも, 長時間同じものをセ ンスしていると感じなくなっていく. これはセンサーとしては非常に正しい戦 略だし, 通常, 生きる上で, 生物としても正しい戦略だと思う. 私がズボラだ からだという理由だけではないと思いたい.

でもって考えた. どうしたら中長期目標もキープできるか. でも上述のように, ただ単に「常に目標を明示する」だけでは, 目標のトップに常に常設されるだ けで食指が動かなくなる. ということは, 常に変動させればいいわけで. 結局 は中長期目標に沿った短期目標を次々に作ることが, 目標を堅持するための秘 訣だ, ということになるのですな. 考えればごく当然のこと. 短期目標を次々 と生成できる中長期目標は「明確(実現可能)な夢」であり, 短期目標を生成で きない中長期目標は「夢想/夢物語」ということになりますか. また, 中長期 目標のみを掲げて短期目標を生成しない状態は「空想」ということになります な. というわけで, この区分でいうと, ここ数年の私の状態は空想状態であっ たわけです. まぁ, 私の人生において空走状態でもあった2わけですが.

目標を立てるにあたり必要な作業の一つとして, 現状把握があるわけで. 漠然 とした, 自分をとり囲む状況なるものを明確化する上では, やはり文書化する ことは一つの方法なわけです. かのTOC3においても, 「漠然とした反対意見 は明確化すること」というのが, 対立解消図を描くときの最初の動機でもある わけで. やはり自分の意識を漠然としたままの状態に置くことは, 生産性を低 くする効果しかないのですな. 京極さんの本だったかにもよく出てくるロジッ クとしては, 「怪異に名前をつけてしまえば, すでに怪異ではなくなる」とい うことになりますか. やはり文書化というものはそれだけで効果があるのでは ないかと思うわけで. もちろん正しい対象を正しく文書化することが重要には なりますが.

でもって. 中長期目標から短期目標を生成するためのステップを考えてみませ うか.

  1. まず現状を把握する
  2. 現状から目標とする状態に至るために辿るべき道程を想定する
  3. マイルストーンを設置する. また, そのマイルストーンに明確な目標を期 日を設定しておく. そうでないと評価ができないので.
  4. 定期的にマイルストーンを保守整備する. 場合によっては辿るべき道程を 修正する.

TOCであれば

  1. 制約条件を見つける
  2. 制約条件を徹底的に活用する
  3. 制約条件以外を制約条件に従属させる
  4. 制約条件の能力を向上させる
  5. 惰性に注意しながら繰り返す

ということになるわけで. 制約条件を「見つける」というのは, 既存の工程が 存在するときには該当するわけですが, この場合には工程がないのだから, 「自分で制約条件を課す」しかないわけですな4.

まぁ, そんなこんなで, 自分の状況把握やら思考のまとめやらの一助となるよ うに, ちょいとまとまった文章を書いてみようかと思いたち, このようなスペー スを確保してみた, というわけですな. はてさて. 効果のほどやいかに.


[1] とはいえ, 小さな問題ならいくらでもある.

[2] と過去形で書いたのは早計かもしれません. しくしく.

[3] http://www002.upp.so-net.ne.jp/toc-jp/

[4] でも, 想定される道程によっては, 事実上のボトルネックが存在する場 合もあるわけで. そうであれば正真正銘TOCの出番となるかもしれません.