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 LaTeXとProsperを使ったプレゼンテーションの作成   →元記事
 by Rajarshi Guha, in Tutorials - Saturday, December 28th 2002 00:00 PST
      translated by Shin-ya TSUBAKI - Saturday, January 25th 2003 18:30 GMT

Unixシステムのための数々のプレゼンテーション専用プログラムが存在す るが, 特殊な要望があるとき, 特に数式の表示をしたいときには要望を満たす ことができない. ProsperパッケージはLaTeXのもつパワーを生かして魅力的な プレゼンテーションを作る手助けとなる.


著作権に関する注意: freshmeat.netにある読者投稿記事の著 作権および責任はすべてその著者に帰属するものとする; 再掲載については著 者に直接連絡をとってください.

あなたが技術文書, とりわけ数式を含むものを数多く書く場合, おそらく LaTeXを使っているで しょう. LaTeXは基本的に TeXのマクロ群です. 一方, TeXはDonald Knuthにより開発された強力な組 版システムです. TeX/LaTeXは, 文書を一連の論理ユニットとして捉えて, じっ さいのプレゼンテーションやレイアウトをソフトウェアに任せたい人達には重 要なツールです. LaTeXはLeslit Lamportにより開発された, 雑誌記事や書籍 の章, または手紙などの文書を書く助けとなるツールです. LaTeXはマージン 幅, 行のオフセットのようなTeXの詳細な設定を簡略化し, ユーザが文書の構 造に集中して, スタイルやフォーマットをマクロに任せられるようにします.

多くの人達がLaTeXで使うことのできるマクロパッケージを作っています. こ れらのパッケージは引用の整形からFeynmanダイアグラム の描画に至るまで, 様々な機能を提供しています. 索引の自動生成や (BibTeX を用いた)参考文献リストの生成といった機能とともに, これらのパッケージ は技術文書を書く人達がフォーマットやレイアウトを気にすることなく論理の 流れに集中し, すばらしいドキュメントを作るためのとても強力なツールとなっ ています.

しかし, 文書は書かれるだけのものではありません; 多くの場合, 発表が伴い ます. Linuxには KPresentMagicPoint のようなツールが存在し, もちろんWindowsユーザにも MS PowerPointのようなツールが存在します. これらは伝統的なGUIツールで す. しかし数式を含むプレゼンテーションをするときは, これらは満足のいく ものではなく, 提供されるパッケージで我慢するしかありません. さらに, あ なたの文書がLaTeXで書かれているのであれば, その原稿からプレゼンテーショ ンのスライドができれば素晴らしいことでしょう.

TeX/LaTeXはとても強力なソフトウェアですから, プレゼンテーションを作る ことができます. しかし, LaTeXでプレゼンテーションを作るうえでの問題は どのパッケージを使うかにあります. 以下にそのようなパッケージのいくつか を列挙しますが, この他にもあるでしょう.

slidesクラス
LaTeXディストリビューションに含まれる. ページサイズ, フォントサ イズなどが定義されていて, スライドの印刷に適している. 生成されたDVIファ イルはPDFに変換できるが, スライドトランジッションやハイパーリンクのよ うなPDFの機能はサポートされていない. また, このパッケージは決まったス ライドスタイル(背景, フレームなど)は提供していない.
Seminar パッケージ
Timothy van Zandtにより開発された. とても強力なマクロ群で, PostScriptおよびPDFの機能を使ったプレゼンテーションを作成できる. オプ ションやコマンドの数が多いため, 修得は多少難しい.
PDFLatex パッケージ
これはLaTeXソースファイルからDVIファイルを生成すること なく直接PDFファイルを生成するためのパッケージである. FoilTeX, pdfslide, および PPower4 とあわせて用いることでプレゼンテーションに向いたPDFを生成することがで きる.
Prosper
PostscriptおよびPDFプレゼンテーションを生成できるマクロ群. 他の パッケージにはない利点がある. まず, 簡単な作りであるにもかかわらず, 見 栄えのよいスライドを作るためのオプションがたくさんある. (トランジッショ ンやオーバレイといった)PDFの機能がすべて使える. さらに, PowerPointのよ うな別のスライドスタイルが簡単に作れる. もちろんTeXの機能はすべて使う ことができるので, 方法さえ知っていれば自由に文書を拡張できる. また, LaTeX初心者にも使いやすい.

この記事では, Prosperパッケージの詳細について解説する. PDFおよびHTML形 式で書かれたプレゼンテーションツールに関するよいレビューは ここ にある.

Prosper

LaTeX文書はすべて共通の基本構造をもっています. 最初の行には常に文書タ イプ--記事, 手紙, 章, そして今回の場合はスライド--が定義されています. その後にプリアンブルがあります. Prosperの場合, ここにタイトルスライド が置かれます. 次に文書本体を書きます. Prosperでは, ここに以下のスライ ドの目次が置かれます. これからProsperを使う際の文書の書き方について, 順を追って説明しますが, まずはProsperのインストールからはじめましょう.

インストール:

さきに述べたように, Prosperパッケージはプレゼンテーションの基本要素 --スライド, スライドをどうトランジットさせるかなど--を定義するマクロ群 です. パッケージを使うには, seminar, pstricks, hyperrefパッケージが必要です(Red Hatの標準TeXディストリビューショ ンに同梱されています). 最終的な出力を作るためにはdvips, GhostScript, ps2pdfが必要です. tarballをダウンロードした 後, 展開します. パッケージおよび同梱のスタイルファイルが使えるようにす るために, 必要なファイル(prosper.cls, あなたの使うスタイルファイルや画 像など)をLaTeX文書のあるディレクトリに置きます. また, 適性な方法は Prosperディレクトリを環境変数TEXINPUTに含めます.

~: export TEXINPUTS=~/src/tex/Prosper:$TEXINPUTS

(この例では ~/src/tex/Prosper にProsperファイルが展開されているとして います.) これでインストールは完了です.

prosperドキュメントクラス

Prosperパッケージを使ってプレゼンテーションするには, \documentclass で 指定する必要があります(\usepackage でプリアンブルに記述してもよいでしょ う). よって, LaTeXファイルの最初の行は次のようになります:

\documentclass[ OPTIONS ]{prosper}

パッケージで指定するオプションがいくつかあります. オプションの詳細は Prosperのドキュメントを参照してください. ここではよくつかわれるいくつ かのオプションを紹介します:

draft
ドラフトバージョンの生成. 図はバウンディングボックスに置き換えら れる.
final
最終バージョンの生成. 図やキャプションも正しく貼りこまれる.
ps
出力のためLaTeXをPostScriptに変換.
pdf
LaTeXをプロジェクター向けのPDFフォーマットに変換.

その他, どのプレゼンテーションスタイルを使うかを指定する必要があります. Prosperにはいくつかのスタイルが同梱されており, またpstrickパッ ケージを多少知っていれば新しいスタイルを作ることもできます.

またスライドの背景色, スライド数などを指定するオプションもあります. 一 般に, (たとえば印刷のために)白黒のスライドにしたい場合を除き, \documentclass で色指定をする必要はありません. スタイルファイルにより 適切に処理されます.

プリアンブル

次はプリアンブルです. プリアンブルとは \documentclass と \begin{document}に挟まれた部分のことです. この章では, スライド全体に適 用されるタイトルページの目次といくつかのオプション(ロゴやスライドキャ プションなど)を指定します. 通常のLaTeXマクロは適切な大きさのフォントで タイトルやテキストが生成されるように再定義されます. タイトルスライドを 作るときに利用可能なマクロの一部を列挙します:

  • \title
  • \subtitle
  • \author
  • \email
  • \slideCaption (各スライドの下にキャプションを置くことができる)
  • \Logo (各スライドの特定の位置にロゴを置くことができる)
  • \DefaultTransition (各スライドのトランジッションのタイプを定義する)

hyperrefパッケージがProsperに含まれているので, これらのコマンド の中(および文書に好きな位置)でmailto:リンクやWebページへのハイパーリン クを\hrefコマンドを使って書くことができます. 標準的なLaTeXと同様, 文書 本体で\maketitleコマンドによりタイトルスライドが生成されます.

slide環境

Prosperパッケージはslide環境を定義しています. この環境はプレゼ ンテーション(単一のスライド)の基本ユニットを表現し, ドキュメント本体 (つまり\begin{document}コマンドの後)に置かれます. スライド環境の中では, 通常のLaTeXコマンドがすべて使えます. 画像, 数式, 表, 脚注, ページ構造 コマンドなどはすべて使えます. Prosperパッケージはitemize環境は, 行末揃えをしないように再定義されます. また箇条書きのための画像も提供さ れます. よって, 箇条書きを含むスライドには以下のようなLaTeXソースとな ります(このスライドをPDFにしたものの画像を隣りに載せてあります).

\begin{slide}{The Title of the Slide}
\begin{itemize}
\item Item 1
\item Item 2
\item Item 3
\end{itemize}
\end{slide}
	

slide環境ではスライド領域を縦や横に分割するための手段は提供され ていません. この環境は単一の長方形の表示領域(大きさはスタイルにより変 化します)を提供するだけです. しかし, minipage環境を用いれば2分 割されたスライドを簡単に作成できます. 例えば, 次のようにすれば図と箇条 書きを別々のカラムに入れたスライドを作成できます:

\begin{slide}{Another Example Slide}
\begin{minipage}{4cm}
\epsfig{file=./picture.eps}
\end{minpage}
\begin{minipage}{7cm}
\begin{itemize}
\item Item 1
\item Item 2
\item Item 3
\end{itemize}
\end{minipage}
\end{slide}
	

Prosperはslide環境で使うことのできる以下のようなコマンドを提供 しています:

\FontTitle
スライドのタイトルで用いられるフォントを定義
\FontText
スライド本文で用いられるフォントを定義
\fontTitle
スライドのタイトルに文を書く
\fontText
スライド本文に文を書く

一般に, 以上に挙げたマクロはプレゼンテーションを書くときには使われませ ん. これらは自分自身のスライドスタイルを作るときに使われます.

ページトランジッション(移動)

重要なコマンドは\PDFtransitionです. これは現在のスライドがどのように現 れるかを定義します. しかし, 特定のスライドをどのようにトランジットする かを指定する通常の方法は\begin{slide}コマンドにトランジッションモード を置くことです:

\begin{slide}[Glitter]{Slide Title}

Prosperパッケージにはいくつかのトランジッションタイプがあります:

  • Split
  • Blinds
  • Box
  • Wipe
  • Dissolve
  • Glitter
  • Replace (the default)

上のトランジッションモードで(お望みなら)一瞬だけ見えるスライドを作るこ ともできます. それぞれのトランジッションモードがどのように見えるかを これで確かめることができます.

オーバレイ

コンピュータによるプレゼンテーションの利点は1枚のスライドの各部分をオー バレイにより別々に表示できることです. Prosperはこれを非常に簡単に実現 できます. \overayコマンドである\slide環境が一連のオーバレイにより構成 される方法を指定します. スライドを構成するオーバレイの枚数を指定する必 要があります. どのマテリアルがオーバレイで現れるかを指定するためのコマ ンドは以下の通りです:

\fromSlide{p}{material}
p番目以降のスライドにマテリアルを置く
\onlySlide{p}{material}
スライドpのみにマテリアルを置く
\untilSlide{p}{material}
最初のスライドからp番目のスライドまで, すべてのスライドにマテ リアルを置く

上述の3つのマクロと同様のマクロ(始めの文字を大文字にしたもの)が存在し ます. これらはマクロ以降にインクルードされるマテリアルの現れ方 を指定するものです(特別にマテリアル指定をしない限りにおいて). 上のリストにあるマクロは星付き(例えば\fromSlide*など)も容易されていま す. これらは前のオーバレイが続くオーバレイに置きかえられる場合に用いら れます. 以下に何枚かのオーバレイを含むitemstep環境の例をあげま す. 隣りにPDFバージョンがどのように見えるかを載せておきます:

\overlays{5}{
\begin{slide}{The Effects of Power}
\begin{tabular}{rc}
\begin{minipage}{4cm}
\onlySlide*{1}{\epsfig{file=stage1.eps}}
\onlySlide*{2}{\epsfig{file=./stage2.eps}}
\onlySlide*{3}{\epsfig{file=./stage3.eps}}
\onlySlide*{4}{\epsfig{file=./stage4.eps}}
\onlySlide*{5}{\epsfig{file=./stage5.eps}}
\end{minipage} &
\begin{minipage}{6cm}
\begin{itemstep}
\item Alignment
\item Deformation
\item Coulomb explosion
\item X-ray emission
\item Nuclear reaction
\end{itemstep}
\end{minipage}
\end{tabular}
\end{slide}}
	

上のオーバレイコマンドで注意すべき重要な点は, Prosperパッケージが pdfオプションで使われた時だけ動作するということです. しかし, こ のパッケージは一連のマクロを提供します:

  • \PDForPS{ifpdf}{ifps}
  • \onlyInPS{material}
  • \onlyInPDF{material}
これによりLaTeX文書がPSもしくはPDFモードのどちらかでコンパイルされたか により異なるマテリアルを含むことができます. これらのマクロを使った例を あげます:

\overlays{3}{
\begin{slide}{An Example Slide}
\onlySlide*{1}{\epsfig=./pic1.eps}
\onlySlide*{2}{\epsfig=./pic2.eps}
\onlySlide*{3}{\epsfig=./pic3.eps}
\onlyInPS{\epsfig=./epspic.eps}
\end{slide}}

これをPDFに変換すると, pic1.eps, pic2.eps, pic3.epsが順次表示されるス ライドが出力されます. PSに変換すると, epspic.epsのみを含むことになりま す.

プレゼンテーションスタイル

Prosperパッケージにはいくつかのスタイルファイルが添付されています. 基 本的に, これらには背景色とパターン, タイトルフォント, 箇条書きスタイル などが定義されています. インクルードするスタイルファイルを替えるとプレ ゼンテーションの見た目を簡単に変えることができます. どのスタイルを使う かは\documentclassで指定します. 以下にスライドスタイルの例を挙げます:


Default

Alienglow

Autumn

Azure

Blends

Contemporain

Dark Blue

Frames

Lignes Bleues

Nuance trois

使うスタイルにより実際のマテリアルの表示のされ方に差異があります. 上の サンプルでそのことが確認できるでしょう. プレゼンテーションのスタイルを 変えた場合, スペーシング(\hspace, \vspace等)や線の長さなどを修正する必 要があるでしょう. さらに, あるスタイルが気に入らなければ, フォントタイ プや色などをProsperマクロを使って修正することができます. スタイルのソー スを直接修正するには及びません.

pstrickパッケージに慣れていれば, Prosperで定義されている一連の マクロで新しいスライドを簡単にデザインできます. 現在の環境(PDFかPSか, カラーか白黒か, など)に応じて必要なマクロがインクルードできるよう一連 のブーリアンマクロが用意されています. 新しいスタイルをデザインするため にProsperが用意しているメインのマクロは\NewSlideStyleコマンドです. ス タイルをデザインした後, Prosperに表示領域の大きさやマテリアルの置き方 といった詳細を設定する必要があります.

LaTeXファイルの処理

ここまででプレゼンテーションの書き方は分かったことと思います. 最後のス テップはLaTeXソースからPDFファイルの変換法です. このステップは極めてシ ンプルです:

  1. latex file.tex
  2. dvips -Ppdf -G0 file.dvi -o file.ps
  3. ps2pdf -dPDFsettings=/prepress file.ps file.pdf

注意点が2つあります:

  • dvipsに渡している-G0パラメータは, 文字"f"がPDFファイルでポンド記号に変換されることを防ぐためです.
  • ps2pdfの-dPDFsettingsは, PDFへ変換されたときにEPS画像がダウンサンプリングされることを防ぐためです. このスイッチがないと, 最終的なPDFファイルのEPS画像は, 特にプロジェクターで投射したときにぼやけてしまいます.

その他の特徴

  • Prosperはhyperrefパッケージをインクルードしているので, 操作を簡単にするために, プレゼンテーション内で\hyperlinkや\hypertargetコマンドを用いて簡単にリンクやターゲットを設定できます.
  • PowerPointではプレゼンテーションにアニメーションを埋め込むことが できます. hyperrefを利用しているので, Prosperでも可能です. MPEGムービーを埋めこむためには, 次のようなコードを使えばよいでしょう:

    \href{run:movie.mpg}{Click here to view the movie}
          

    注意点が2つあります:

    • ムービーを見るためにはAcrobat Readerが画像閲覧プログラムを実行できる必要があります. 表示しようとしている画像のファイルタイプが.mailcapファイルに記述されている必要があります.
    • ムービーは独自のウィンドウで実行されます. プレゼンテーションを完全に"埋め込む"ことは(少なくともLinuxでは)不可能です.

    この手法により, シェルスクリプトも含め, (処理するプログラムさえあれば)どのようなタイプのファイルでも実行できます.

  • PDFプレゼンテーションをHTMLスライドショウに変換する場合は, pdf2htmlpres.pyを使うことができます. このプログラムは, ImageMagickconvertプログラムかGhostScriptを直接呼び出すことにより, PDFスライドを一連のJPG(もしくはGIF/PNG)ファイルにしてHTMLページを生成します.

結論

Prosperパッケージの特徴と利点のいくばくかが伝えられたことと思います. LaTeXを使ったことのない人にはGUIプログラムの方がよいでしょう. しかし TeXニシャンであれば, Prosperパッケージで見栄えがよくスタイリッシュなス ライドを効率よく作ることができます. また, 知識のあるユーザーであればマ クロとTeXを用いてパッケージを拡張することができます.

ProsperのWebサイト に, とても有用なProsperのメーリングリストの紹介があります. Prosper のtarボールにはパッケージに含まれるコマンドとマクロの総合的な説明文書 があります. パッケージの能力を説明する文書も同梱されています. この LaTeXソースはProsperの種々の特徴を学ぶ好材料です.

これにより, 私はMS PowerPointを使わずProsperですべてのプレゼンテーショ ンを作ることができるようになりました. 非常に一般的なAcrobat Readerで見 ることのできる(またはきれいなHTMLに変換した)プレゼンテーション を作成できます. Prosperで作ったプレゼンテーションを私のWebサイトに 載せておきます.

すべてのLaTeXユーザーに, Prosperを強くお勧めします.


Author's bio:

Rajarshi Guha is a grad student working on computer-aided chemistry. When not studying and porting ancient (and twisted) F77 code, he fiddles around with Python programming and the Beowulf in his lab, and daydreams about marrying his fiancee.


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 Comments

[»] making bitmap graphics in PDF look good
by Holger Jakobs - Jan 22nd 2003 03:46:25

When converting the .ps output of dvips into .pdf using ps2pdf (thus ghostscript), all included bitmap graphics looked ugly, full of artefacts.

Even the hint "-dPDFsettings=/prepress" did not help. Funny enough, using ghostscript 5.50 produced good results, but lacking the transition effects between slides.

After a long search, I found that the options
-dAutoFilterColorImages=false -dColorImageFilter=/FlateEncode
together produced the intended result of good-looking bitmaps (which had to be converted into eps using ImageMagick's convert before). The .pdf files don't get too big.

Hope this helps. From now on, prosper is my choice in producing presentations! Thanks for this great LaTeX package!

--
-- Holger Jakobs, Bergisch Gladbach, Germany

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[»] no font resize anymore
by pts - Dec 28th 2002 08:58:20

I use a self-hacked version of pdfscreen.sty with pdfLaTeX. It works great for me. Stability, consistent font sizes and colors, math formulas, scalable slides, portable PDF output. That's what I need and what I get. I know that its capability is limited when dealing with interactivity and animating slides, but for my presentations I don't need such features.

And LaTeX doesn't resize the characters on the whole slide if I type a new \item into a list.

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[»] pdfscreen.sty does it as well
by iztok - Dec 28th 2002 08:45:41

Hi!

I am using pdfscreen.sty by C.V.Radhakrisnan
(found on usuall latex sites).

StarOffice was used for a while, but it is WYSIonlyWYG,
as bloated as Wintendo M$office. Two pdf files are generated, one for printer, one for screen.

Even Wintendo PCs, normally used on conferences, have acrobat reader installed. I am usually the only not using
powerpoint:, and I never had any problems with fonts,
colors etc usually seen there. Works great.

BR

Iztok

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[»] Install for Debian users
by Alexandre Dulaunoy - Dec 28th 2002 07:04:30


apt-get install prosper

--
--- Alexandre Dulaunoy http://www.foo.be/

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[»] other LaTeX slide tool: advi
by Basile Starynkevitch - Dec 28th 2002 06:30:55

There is also another interesting LaTeX tool: advi (or Active-DVI). See here for details. Of course, advi is open-source, and it is written in Ocaml, a very good functional programming language (with some object orientations abilities). The interesting features of advi are animations, colors, external fancy programs (your slide could include an xterm!). etc... As its name suggest, advi is an extension of dvi, with interesting LaTeX styles. (Advi requires LaTeX).

Another tool to make slides is the Lout formatter. See here for details. Lout is a simple text formatter (much smaller than LaTeX) and offer some slides style. But the result is just a printable PostScript file, without any interactivity.

--
Basile STARYNKEVITCH

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[»] Thanks
by boris - Dec 28th 2002 03:30:49

My PHd supervisor showed me this the other day when I mentioned I was giving a presentation on my work to the other research students. This isn't a big thing but I needed a means of displaying slides, I was going to write my own system - I am not a great fan of existing packages, I dont have the funds to get OfficeX and it seemed the easiest solution.

Anyway, I put it to one side [by that I mean I book marked it, and left it and forgot]. But I am very impressed with the article and I am definatly going to go play with it. Just need to get TeX and friends installed again on my iBook to play.

Thanks for a good article!

--
Chris Ross - boris [ chris at darkrock.co.uk, http://www.darkrock.co.uk ] [ http://www.ferite.org ]

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[»] yeeh..
by Roman Joost - Dec 28th 2002 01:34:50

good work!! Iam using LaTeX for one year now and its really amazing. I used the OpenOffice Powerpoint for presentations and LaTeX for my text documents. I never recognize, that slide handling is so easy with LaTeX. Allright, for now Powerpoint is the past ;)

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