BeSilent-M導入記

2004年3月2日, BeSilent-Mをセットアップしたので, その備忘録.

もくじ

購入の不手際
組立て
OSのインストール(苦闘編)
その1: 他機でまずインストール
その2: デスクトップ機のATAPI-DVDを強引につなぐ
共有設定その他
ソフトのインストール
RealVNC
cygwin
trec44s
eo
たいむぼっか〜ん
WinMX/MXMoni
今後導入予定

購入の不手際

今までファイルサーバ/AMラジオ録音機としてThinkPad-235(Chandra)を使って おりましたが, いい加減手狭になったこと, OSがWinMeなので動作が不安定に なること, そして何よりファンの駆動音が五月蝿いことが契機になって, 静音 サーバを導入しようと決意. BeSilentの新モデルが出たので, つい買ってしま いました. ぷらっとホームにて. キーボード(東プレのRealforce106)を買った ときのポイントを使ってみました.

でもって. こいつにはメモリ1もHDD2も何もついてないので, これらは PC-Successさんで購入. ついでにWindowsXP Home EditionのOEM版も購入. し めて20kちょい. 安いですな.

と, ここでちょっとした勘違い. HDD-2.5ではなくHDD-IDEを購入していたので, ちょいとダーティなハックをしなくてはならなくなりました. 後述.

組立て

本体は2/28に来ていたのですが, メモリとHDDとOSが来てなかったので, 部屋 の片隅にて放置プレイ状態. 3/2になってこれらが到着したので, まずは説明 書の通り蓋をあけてメモリを刺しました. これは何なく終了.

ところがHDDのサイズがあわないので, 裏蓋が閉まりません. 仕方がないので, 裏蓋を少し空かして, IDEケーブルだけ外に出してみました. とりあえず運用 上の問題はなさげ.

OSのインストール(苦闘編)

さて. いよいよOSのインストールです... が. ここで問題発覚. 手持ちのUSB 接続CD-RWが認識されません. ということで, ブートアップしません. さて. どうやってOSを入れましょうか.

その1: 他機でまずインストール

DELLなデスクトップにてインストールをしたHDDを突込んでみましたが, 機器 構成が全く違うので, 立ち上がりません. やっぱりこの筐体でインストールを やらないと駄目っぽい. この作業で1hほどロス.

その2: デスクトップ機のATAPI-DVDを強引につなぐ

仕方がないので代替案. デスクトップのATAPI-DVDをひっぺがして, 接続しま した. BeSilentのIDEケーブルには2.5"HDD Adapterが噛ませてあったので, そ いつをひっぺがすと, IDEが2口登場. 1つにHDDを, もう1つにDVDをつなげば完 了. でもね. 電源が1口しかないのです. 仕方がないからDVDな電源はデスクトッ プ機から供給. う〜ん. とってもダーティ.

ま, そんなこんなで, 何事もなかったかのようにOSのインストールがさくさく 進んでおります. しばらく放置せにゃならんので, この隙に父親を迎えに行く ことになりました. それにしても附属のDriver Utilities3はいつインストー ルすることになるのだろうか...

共有設定その他

80Gのうち20Gのみをフォーマットしていたので, 残りをフォーマットしなくて はいけません. デスクトップなドライブ

ソフトのインストール

ということで, 無事OSが入ったので, 次に必要となるソフトのインストールを.

RealVNC

まずはリモートからコントロールできる環境を確保するために, RealVNC導入.

cygwin

cronその他も欲しいので, cygwin導入. Xは外しておきましたが, その他は 手つかずにしてあります... って, 本当に最小限になってしまって困ったので, 再度setupして, 必要と思われるものにチェックを入れておきました. wgetな んかは欲しいし, コンパイル環境もあったほうがいいし, perlもね... みたい な.

あとはdaemonをWindowsのサービスに登録するだけ4.

inetd

まずは, リモートから コントロールできる方法の確保として, VNCだけでなくinetdなtelnetdを追加 します. まずは/etc/inetd.confの設定. 不要なサービスは開けない方向で. とりあえずtelnetとloginを開けておく. 次いでinetdをサービスとして登録.
/usr/sbin/inetd.exe --install-as-service
さらに. パスを通しておきましょう. 最初の頃はどこに環境変数設定があるか で悩んだのですが, 「システム」の「詳細設定」タブの下の「環境変数」で設 定. ちなみにユーザ環境変数にしてもサービスに効力がないので, システム環 境変数のPATHをいぢりましょう. 私は
c:\cygwin\bin;c:\cygwin\usr\local\bin;c:\cygwin\usr\sbin
を追加してあります. もしかしたら不要なポイントまで追加してるかも. とり あえず/binにパスを通しておかないと, cygwin1.dllがなくて死にます.

で. 無事telnetが開通するわけですが, ログインできません. 理由は簡単. XP の起動時にユーザ選択をするのが面倒なので, ユーザを1人だけにして, さら にパスワードをnullにしてあるのです. そのため mkpasswd -l してみると, 自分のパスワード欄(第2コラム)がunused_by_nt/2000/xpとなっているのです. これじゃログインできなくても仕方がない. ということで, エディタでさっく りこの文字列を消してみたら, 無事通るようになりました.

cron

次にcron. これはcygrunsrvを利用します:
cygrunsrv -I cron -d "CYGWIN cron" -p /usr/sbin/cron.exe -a -D \
-e "PATH=/usr/local/bin:/usr/bin:/bin"
でもって. /var/run/cron.pidが書き込めないと死んでしまうので5, パーミッ ションを開けます. 私は面倒なので/var/runそのものを777にしてしまいまし た.

timezone

さて. あと忘れてはいけないのがtimezone設定. 環境変数TZにJST-9を入れて おきましょう. 代入の仕方はinetdと同じ. ただしこれはユーザ環境変数でOK.

trec44s

コマンドラインで録音できるソフト. 他のもあたってみたんですが, これが一 番軽くて. でもソースが非公開なのが残念. さっくり導入.

eo

ソフトを解凍するのにeoを愛用しております. さっくり導入.

たいむぼっか〜ん

cronを使う以上は時刻をちゃんとあわせないと. ということでたいむぼっかーん (vectorのページ)を利用します. さっくり導入.

WinMX/MXMoni

まぁ, こんな非力なマシンで立ち上げるのもどうかと思いつつ. でもまぁ入れ とくかってな感じで. こんな感じで導入.

今後導入予定



[1] ノーブランドものでした.

[2] Seagateな80Gを購入.

[3] なんかインストールしないでも上手くいってるので, しばらく放置. → と. システムを見てみたら, AudioとVideoで「?」マークがついておりました ので, CDからインストール. ついでにUSB2.0もインストールしておきました.

[4] 参考: KaWaZさんのページ

[5] イベントビュワーを見てようやく気付く始末...