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VineLinux Section
Creation Date: 2001-12-30
Last Update: 2002-01-04
ということで, 以下にVineLinux導入記をまとめてみました.
導入したソフトについてはこちらを参照してく
ださい. また, プロットツール関係を漁っている最中です. 今現在注目してい
るツールはこんな感じです.
さらに運用中に気がついたTips集を作ってみまし
た.
インストール
Operation Date: 2001-12-16
まずはインストーラを起動しなくてはなりません. LOOXにはフロッピーがな
いので, できれば起動ディスクを作りたくはありません. そこでVineLinuxの
ブートイメージをCD-Rに焼いて, CDブートでインストーラを起動しました.
次にパーティションを設定しなくてはなりません. fdiskを使う手とDiskDruid
を使う手があるわけですが, ここが大変でした. 一旦DiskDruidを使って確保
すると, 残りの領域がどうにもfdiskでいじれなくなるので, 仕方なく以下の
ような手順にしました.
- 8MBを超えたくないので, まず再インストール用のCDを使って, C:に8G,
D:に6G, E:に1Gを確保. CDでインストールを中断すればDOSプロンプト
が出てくるので, そこからfdiskを起動して確保するとよいのでした.
- Windows Meをインストールした後, fipsを使ってC:を6Gに縮めます. 空
き領域となる2GをVine用に使うのです.
- ということで, DiskDruidでこの2GにVineを入れます. ちなみに画面が
崩れるので, インストーラはtextモードで起動しましょう. 起動モー
ド選択のため, CDブート直後に:を出してしばらく待っていますので,
そこでtext[CR]と入れればtextモードになります.
- Xの設定をやるとはまるので, 適当に入れておいて, Xの起動チェックは
しないようにしておくとよいでしょう.
ネットワークの設定
Operation Date: 2001-12-29
とりあえずこれで入ったのはいいのですが, 問題が2点. ネットワークが繋が
らないことと, Xが動かないこと. そこでまずネットワークの設定を行いまし
た.
使用しているカードはcoregaのPCC-TD.
corega
のページにもちゃんと設定例が載っていますが,
- /etc/pcmcia/config に以下の行を追加. (PCC-Tのエントリがあるので,
コピーして利用するか, s/PCC-T/PCC-TD/という手もある.)
card "Corega PCC-TD Ethernet"
version "corega K.K.", "corega Ether PCC-TD"
bind "pcnet_cs"
- /etc/rc.d/init.d/pcmcia restart によりカードを認識させる.
とやれば, カード自体は認識されるようになります. こんなページを作ってく
れるなんて, うれしいです. coregaさん.
さて, 続いてJ-COM@NetHome(CATY)を利用しているので, J-COMなDHCPサーバ
に接続しなくてはなりません. これが曲者でした. で, 一度にいろいろなこと
をやりすぎたので, どれが効いたのかがイマイチ分かっておりません. そのう
ちきちんと追及して整理しておくことにします. 現在やったことは以下の通り
です. ちなみにcjxxxxxxx-aというのは, J-COMが割りあてたコンピュータ名の
ことです.
- /etc/sysconfig/network を以下のように記述.(でもこれは効かなかっ
たと思う.)
NETWORKING=yes
FORWARD_IPV4=false
HOSTNAME=cjxxxxxxx-a
- /etc/sysconfig/network-scrits/ifcfg-eth0 を以下のように記述.
DEVICE=eth0
BOOTPROTO=dhcp
ONBOOT=yes
DHCP_HOSTNAME='cjxxxxxxx-a'
- /etc/dhcpc/config を以下のように記述.
OPTIONS='-h cjxxxxxxx-a'
X環境の設定
Operation Date: 2001-12-29
まず, Xconfiguratorで/etc/X11/XF86configの雛型を作る. モニタはカスタム,
垂直周波数は50-100Hz, ビデオメモリ4MB, クロックチップは検出しない, ス
クリーンサイズは16bit, 1024x768. これで雛型ができます.
雛型に次の行を追加しましょう. まずはモニタセクション.
Section "Monitor"
Identifier "FMV-BIBLO LOOX"
HorizSync 30-60
VertRefresh 50-100
ModeLine "1280x600" 63.61 1280 1280 1384 1688 600 600 604 628 -HSync -VSync
EndSection
次にスクリーンセクション.
Section "Screen"
Driver "accel"
Device "ATI|Rage Mobility P/M"
Monitor "FMV-BIBLO LOOX"
Subsection "Display"
Depth 16
Modes "1280x600"
ViewPort 0 0
EndSubsection
EndSection
これらの設定は
富士通のページあたりを参考にしたような... もっと直截的なのがどこぞ
にあった気もします. Googleで"LOOX X"あたりをキーワードに検索かけてたよ
うにも思います.
実物はここ.
で, 設定ファイルが書けた後は, まずX -probeonlyで動作チェック. ちゃんと
LOOX用の設定が認識されていることを確認してから, startxしましょう.
LILOの設定
Operation Date: 2001-12-29
そういえば, LILOの初期設定だとLinuxが自動起動して大変なので, defaultを
入れ替えました.
- /etc/lilo.conf のdefaultをdosに変更.
- /sbin/lilo を実行して設定を書き込む.
キーボードの設定
Operation Date: 2001-12-30
そういえば, このままではキーボードが使いづらいので, CAPSとCtrl(左)を交
換しました. 方法は2通り.
- /usr/sbin/kbdconfig を使う方法.
- /etc/sysconfig/keyboard のKEYTABLEを"jp106_Ctrl_CAPS"にする方法.
サウンドの設定
Operation Date: 2002-01-04
ここのページにお世話
になりました.
-
カーネルのソースをとってこないと駄目なようなので, とってきて
みました. とってきた後は su -c 'rpm -ivh kernel-2.2.18-0v4.2.src.rpm
でインストールです.
- つぎにALiのページからdriver
をとってきます.
ここらへんの下のほう(Linux用ドライバ)の中に
audio-auto2.2.x_2.3.35_2.tar.gz
があるので(3つほどサイトがあります)とってきましょう.
- 展開して出てくるファイルpatch-ali_audio-2.2.X_2.3.35_2を
/usr/src/redhat/SOURCES/にコピーしましょう.
- /usr/src/redhat/SPECS/kernel-2.2.vine21.specに以下のような修正
/変更を加えましょう.
[L007] %define subrelease 0vl4.2.ALi
[L159] Patch233: patch-ali_audio-2.2.X_2.3.35_2
[L420] %ifarch i386 i586 i686
%patch233 -p1
%endif
- rpm -ba /usr/src/redhat/SPECS/kernel-2.2.vine21.spec でコンパイ
ル.ALiドライバについてはmを選択するとよいようです.
- Xを終了してシングルユーザーモード(init S)に入ります.
- rpm -ivh
/usr/src/redhat/RPMS/i386/kernel-2.2.18-0vl4.2ALi.i386.rpmでメイ
クしたカーネルをインストール. /bootにちゃんと新しいカーネルが入っ
ていることを確認.
- /etc/lilo.confを修正して, 新しいカーネルのためのエントリを作る.
/sbin/liloで書きこみ.
- /etc/conf.modulesの最終行あたりに次の行を追加:
alias soundcore ali_m1553
- あとはリブートして確認しましょう.
USBキーボードの設定
Operation Date: 2002-01-20
USBキーボードを接続していて, "\(|)", "\(_)", "無変換", "変換", "ひらが
な"キーの挙動がおかしいことに気付きました. …って, おかしいも何も, 認
識されないんだから仕方がありません. で, 解決方法を捜したら,
ここ
のページに書いてあったのでした.
- サウンドと同様, ソースを展開.
- こんなパッチをつくりました. リバー
スパッチになっちゃってるんですけど, まぁいいでしょう.
- /usr/src/redhat/SPECS/kernel-2.2.vine2.1.specを修正します.
[L160] Patch234: usbkeyboard.patch
[L420] %patch234 -p1
- あとはサウンドと同様インストール.